Surface Pro 3を入手!

さて先日、前々から欲しかったSurface Proをついに入手しました!元々今年2月にBungbungame Photon2という、激安新品2万円のデジタイザペン付きWindowsタブレットを入手して、デジタルノートとしての可能性を体感していました。Photon2もノートとしての使い勝手は非常に良かったのですが、当初からKp41というブルースクリーンで落ちるエラーが多発していて、ソフト的な改善策はいろいろと試したものの一向に解決しないため、諦めて次の機種に手を出すことにしました。ネットを見ていてもそれほど不具合報告が多いわけではないので、ハズレを引いてしまったようです。元は良いタブレットだと思います。

現在最新のSurface Pro最新は5代目で、4代目が型落ちでまだ売られているという状況です。今回買うタブレットはノートPCとしても使用したかったので、スペックは最低Core i5, メモリ8GB以上で考えていました。途中、hp spectre x2という、i7/16GBというスペックで20万円、同等スペックのSurfaceより10万円も安いという製品を見つけたりもしました。が、どうも熱設計が不十分でCPUが本来のパワーを発揮できないなど評判があまりよろしくないようでした。

予算は、いいものなら20万円くらいは出してもいいかな、と考えていました。それだと、候補は前述のspectre x2か、Surface Pro 4の最上級グレード(i7/16GB/1TB)ということになります。

結局ジャンクへ。。。

しかし、ここで少し躊躇が発生します。最近の製品は高密度に作られているため公式修理が高額で、自力修理もほぼ不可能という状況があります。ネットの情報では保証期間が過ぎたあとは自然故障でも7万円くらいの修理費を要求されたというような話も見ました。また、修理情報サイトiFixitでは自力修理難易度で最高ランクがつけられています。製品には当たり外れがありますし、20万払ってこれではちょっと困ります。

あともう一つは、PCの値下がりが早すぎるという点です。例えばSurface Proの5代目とPro 4は併売されていますが、Pro 4の最高グレードのモデルでは10万円近くも公式で値引きが行われています。中古の相場なら更に下でしょう。かといって、性能面で10万円分の差があるとは思えません。

こう考えると、特に最新の機能に魅力を感じるというわけでない場合、最新という「ブランド」にプレミアム価格を払っているような感じがし、なんだかなあと思ってしまうわけです。

これまでは中古やジャンクばかりだし、そろそろ新品買ってもいいかな、と思って始まった選定作業でしたが、もやもやしながら、ふとオークションを覗いていました。

すると、見つけました、Pro 3になりますが最高グレード(i7/8GB/512GB)のジャンク品。電源が入らないことがあるという症状でした。修理は難しいということでしたがどうにもこれまでの血が騒ぎ、つい入札してしまいました。4万円と少しで落ちました。途中ヒートアップしてついポチポチ値段を上げてしまいましたが、最後は誰も追ってこなくなりました。やはりジャンクに4万は出せないという人が大半だったようです。

届いてみると、結局もとの持ち主の勘違いだったのか、不具合は一切ありませんでした。調べてみるとこの機種の公式の不具合で、古いファームウェアでバッテリ関連のバグにより落ちることがあったそうです。もしかすると、それと勘違いされたのかもしれません。これは現在はアップデートで修正されています。

そんなこんなで、結局状態のいい完動品が4万円で入手できたというわけです。結局また中古になってしまいました。

本体はよくできていると思う

とりあえず、いろんなギミックはすごいです。本体にいくつも磁気センサを搭載しており、キーボードカバー(タイプカバー)を閉じるとスリープ、後ろに回すとタブレットモードに切り替わりキーとタッチパッドが自動的に無効になるなど、使いやすくする工夫がなされています。OSとうまい具合に連携できていて、ここらへんはAppleよろしくハード・ソフト一体開発の強みが出ているように思いました。

そして、タイプカバーのキーボードは、予想に反してとても打ちやすいです。若干たわむということはありますが、極薄なのにしっかりしたタッチ感があり、キートップも広く、配置も変則的になっていたりしません。

とりあえず、環境構築を行ってみることにします。それではまた。

SHARP Mebius PC-XG70J を入手!

最近、とあるきっかけで古いノートPCを入手しました。シャープのノートPC、Mebius PC-XG70Jというものです。シャープは古くから(Windows 95以前から)PCを製造していましたが、2009年を最後に撤退してしまっていますので、今となってはそこそこレアということになります。

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どうやら壊れているらしいのですが、外装はキレイです。ACアダプタは調達中ですのでまだ動作確認・修理はできていません。しかし、外観を見るだけでもなかなかに面白く、よく出来た製品だと思ったので、レビューしてみることにしました。今は失われてしまったPCへのワクワク感を思い出させてくれる、PC全盛期の傑作です。

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↑かつては栄華を誇ったMebiusのロゴ

これは、調べてみると2005年頃の製品のようです。OSとしてはWindows XPが載っています。2006年にWindows Vistaが発売されましたので、XP後期の製品ということになります。

当時を思い出してみると、テレビ(アナログ)録画機能付きのPCが流行っていたころだと思います。また、まだスマホやタブレットが流行る前で、PCの市場としては最も活気があった頃だったように思います。日本のメーカーは特に、家電のような機能を押し出した製品をたくさん出していたと記憶しています。

2005年頃というと、そのような「家電PC」が全盛だった時代のちょうど終わりごろだったような気がします。この後、PCはもはや空気のような存在になってしまい、製品としても特色・面白みのない時代に入っていったように思います。

そして、今回入手したこのPC。家電PC時代の集大成として、あらゆる機能をてんこ盛りした豪華仕様になっています。

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まずは本体パームレスト部の各種ロゴシールを見てみます。OSはXP、CPUはAMDのAthlonの64ビットが載っています。MS Office 2003が入っています。独立GPUとしてATIのRadeonが載っています。そして何と、デジタルアンプやスピーカにはYAMAHA製の高級そうな(?)ものを採用しているようです。なんとも日本メーカーらしいこだわりだと思います。これだけ見ても、当時かなり力の入った上位機種だったことが推察されます。

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燦然と輝く「SHARP」のロゴ。

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そして、これこそ家電PC時代を象徴するような機能、インスタントプレイ機能です。OSを立ち上げていなくてもTVやDVDを再生でき、まさに「家電」のように使うことができるというものです。実際にはWindowsとは別の、軽量のOSをデュアルブートで起動するような仕組みだったと思います。一時期よく見かけましたが、あまり使い勝手は良くなかったように思います。

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そしてこのフォルムです!画面を閉じると、それはもう家電のAV機器にしか見えません!この時代をよく表した傑作だと思います。

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次に、背面のインターフェイス周りを見てみます。まずはTVチューナの入力端子が目につきます。この他、S端子(アナログ映像)の入力端子と出力端子がついています。

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そして側面には昔のゲーム機でお馴染み・アナログコンポジット入力端子が装備されていました。つまり、アナログキャプチャボードが完全に内蔵されているということで、VHSデッキや古いビデオカメラから映像を取り込むことがこれ単体できることになります。この時代に流行った(というか、よく押されていた)機能でしたが、実際にどれほどの人が活用していたのかはわかりません。自分は自宅のネコの動画を編集して遊んだりはしました。

またS端子の出力が付いていることで、テレビにPC画面を単体で出力することができます。これは当時としてもわりと珍しい機能だったと思います。

IEEE1394端子も付いているので、DVカメラから映像を取り込むこともできます。これらから、映像関係は全部入りと言っても過言ではないような仕様です。この頃、映像を自由に扱えるということでとてもワクワクしたのを覚えています。

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AQUOSの前に置いてみました。もう家電にしか見えないですね。今回は本体のみの入手でしたが、実際にはリモコンも付属されていたようです。

ここまで見てみましたが、当時考えられる機能を惜しげも無く詰め込んだ、これを買ったら何でもできる気にさせてくれるような、良い製品だったのではないかと思います。当時は自分が子供だったこともありますが、PCはその奥に無限の可能性を感じさせてくれる夢の機械でした。ですので、最近のように「消耗品」化してしまっている現状には多少悲しさを感じています。

入手した時にはACアダプタが無かったため、現在ネットで注文しています。電源を入れてみることができたら、今度は中身のレビューも行ってみたいと思います。

21世紀に持っていくテレビ

4月から仕事で引っ越しをして、そろそろ新天地にも慣れてきました。先日、近くのハードオフ(中古屋)にバイクを走らせて行ってみたら、ジャンク品で古い液晶テレビが出ていました。値段は何と300円。電源ランプは点くものの映らないらしく、またデジタル放送にも対応していないため、相応な値段でしょうか。

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これは2000年前後のシャープのAQUOS。まさにシャープが他社に先駆けて液晶テレビを発売し、成功への道を歩み始めていたくらいの時期のものだと思います。

今改めて見ても、デザインは秀逸だと思います。当時のシャープの本気が感じられます。持ち手がついているところなど最初から「ポータブル」を指向したデザインとなっています。これは液晶テレビが普及しきった現在でも珍しく、依然として先進的であるように思います。

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これには、シャープのAQUOSに込めたメッセージが感じられます。当時のブラウン管テレビは大人にも重く、とても持ち歩くことなど考えられなかったですが、これからは自由に持ち歩ける時代なんだ、と。

もちろん、実際にはテレビを家の中で持って歩くことなんてほとんどないと思います。しかし、そうしたメッセージを多分に発信するこのデザインや、2000年前後の時点で未来を見据えた提案をしていたことなど、大きな功績のあった製品なのではないでしょうか。

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裏には、キタ トシユキさんという方のデザインであるというサインが入っていました。

ジャンク品なので、電源アダプタはついていませんでした。早速ネットで検索します。したら、地元・東京の秋葉原でよくお世話になっていたとある店に何故か大量に在庫があることがわかりました。しかも安い。東京にいたら即翌日向かっていたところですが、今はそうもいきません。ネットで注文します。

しかし、ハードオフによれば電源を繋いでも何も映らないそうなので、修理を試みることになりそうです。修理が趣味、というのも珍しいと思いますが、偉大な先輩方が作った「作品」に直に触れることができ、なかなか面白いことです。

iPhone 5のカメラを交換する

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2015/8/17追記:

どうも、iPhone 5のカメラ交換に関する検索でいらっしゃる方が多いようです。難易度を簡単にまとめますと次のようになると思います。

  • カメラ室のホコリ取り
    • 4s→超簡単
    • 5,5s→簡単
  • カメラモジュール交換
    • 4s,5→ちょっと難しい
    • 5s→簡単

今日は手持ちのiPhone 5のカメラ交換について。先日、秋葉原の有名パーツショップである千石電商でiPhone用の交換部品が売られているのを見つけました。バッテリを始め各種ボタンからディスプレイパネル、カメラ、外装部品など4sくらい以降のものはかなりいろいろなものが売られていました。互換部品と中古取り外し品があるようです。iPhoneは限られた機種が世界的に売られている性質上か、内部のパーツまで非公式の互換品が作られているようです。

そんななか、自分のすでに契約が終了しているauのiPhone 5のカメラにゴミが入ってしまいました。実はこの5におけるゴミは5における持病(設計不良)であることが知られていて、最初のうちは無料で本体交換などが行われていました。自分も一度以前に交換したことがあります。噂では、交換時に対策済み製品と交換されるとも言われていましたが、2年以上たってからゴミ混入が結局起きてしまいました。一応Apple Storeにも問い合わせてみましたが、すでに年数が経ってしまったため無償交換は不可能ということでした。そういうわけで、自分で修理しようということです。

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これが千石で購入した交換部品。しかし、店員さんに聞いても互換品なのか取り外し品なのかは不明。ただ、個人的には取り外し品ではないかと考えています。

このiPhone 5のカメラはSONY製と言われており、800万画素の高感度なカメラです。小さなサイズですが、驚くほどの高画質さと暗所性能を発揮します。このSONYの高度なイメージセンサ技術や光学系を製造する技術はそうそう容易にコピーできるとは思えません。逆に、この高度なカメラモジュールを中国メーカーあたりがコピーしたとしたらものすごい脅威だと思います。

作業のポイント

分解手順の詳細に関しては、分解修理の専門サイトiFixitにお任せします。あらゆる機器の修理方法が超親切にまとめられています。ただしページは英語になります。どうしても苦手な人は、iPhoneであれば日本語でも紹介している記事がたくさんあります。https://www.ifixit.com/Device/iPhone_5

iPhone 5を分解するために、最低限必要なものはこれです。iFixitではフロントパネルの取り外しに専用の器具を用いていますが、手に入らないため、100均の吸盤で代用します。また、iPhone底面のネジを外すために特殊なペンタローブドライバが必要です。特殊とはいえiPhoneで使われているということで、秋葉原などではいろいろなところで見かけます。ホームセンターでもあるかもしれません。この他には、標準的な精密ドライバーセットは当然必要になります。ピンセットや、ヘラのようなものもあったほうが良いかもしれません。

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ポイントは、最初のフロントパネルの取り外しです。フロントパネルはかなり硬くはまっていて、一筋縄ではいきません。また、力任せにやれば裏についているケーブルを破損することになります!くれぐれも注意して行ってください。吸盤でゆっくり引っ張りながら、本体とフロントパネルに隙間があいたらヘラのようなものを差し込み、少しずつこじって開けていきます。何度も言いますが、ここは大変なため、焦りは禁物、根気よくやりましょう!裏にはリボンケーブルが接続されていることを忘れてはなりません。また、こじる際にヘラを差しこみすぎて内部を破壊したり、本体を傷つけてしまうことにも注意が必要です。ここさえ過ぎれば、後はそれほど難しいところはなく、標準的な分解修理作業になります。

作業

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とりあえずフロントパネルを外したところ。案の定埃だらけでした。個人的には設計不良と思います。iPhone 4sまでは隙間なくフタがされていたのでよほどでなければ埃混入はなかったのですが、5ではどう見てもフロントパネルとケースの間に隙間があります。しかもそのすぐ下にカメラがあるため、これではカメラのレンズ室に埃が入ってしまうのも無理はありません。以前にApple Storeに2回目に持ち込んで断られた時には、店員さんに「ポケットに直接入れてる人はよくそうなるんですよハッハッハ」みたいに言われて腹が立った覚えがあります。

実は、レンズ室にゴミが入っただけであればこの状態でこれ以上分解せずとも掃除できます。カメラを交換するためにはすべて分解する必要があるのですが、レンズ室のみであればこの状態で十分です。ここから、カメラを跳ね上げてダスターで埃を飛ばすことができます。ネットではそれだけでもすべて分解している記事が多いようでした。

ただ、今回はそれだけでは解決しませんでした。ダスターでレンズ室とカメラモジュールのレンズをかなり念入りに吹いてみましたが、どうしてもなくならない映り込みが一点。一点とはいえ、写真にいつも埃が映り込むのは嫌なので、千石で交換部品を調達して交換しようと思いました。

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すべて分解したところ。周りにあるのは使った道具たちです。このほかに、重要なのがエアダスターです。秋葉原で買ったiFixit製の修理用具はかなり便利です。単なるヘラのように見えますが、さすが専門サイト、大きさ、対象を傷つけない材質など、よく考えられて作られています。代用はありそうでない。

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取り出したロジックボードとカメラモジュール。なぜかAppleは伝統的にマザーボードと呼ばずロジックボードと言いますよね。

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これがSONY製の元のカメラ。この小指の先よりも小さなサイズで800万画素と高度な暗所性能(感度)。これはSONYにしか作れないのではないでしょうか。

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そしてこれが千石で買った交換用カメラ。輸送用にケースがついています。寸分たがわぬ作りですが、

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よく見るとレンズの周りに少し違いが。左が交換用ですが、くぼみがこちらは4つになっています。iFixitの画像はこのくぼみ4つのほうなので、おそらく純正でもどちらもあるのでしょう。ロットによる違いでしょうか。裏面に書いてある型番は「DNL333」というものでした。ググるとiPhone 5s用であるとも出てきますが果たして(http://news.mynavi.jp/news/2013/09/21/005/?gaibu=hon)。しかし、5sではリボンケーブルなどの形状が異なるため、5s用であるはずはありません。もしかして、5s用の正規のカメラモジュールの、リボンケーブルのみを交換して売っている業者などがいるのでしょうか。最近の中国のパワーを見ていればあってもおかしい話ではありません。

さて、この新しいカメラを装着し、iPhoneを仮組みし、テストを行います。今までの修理の経験上、このバラック状態での試験が一番危険なので注意!電源投入前に、接続されるべきところがすべて正常に接続されているか、ショートがないか、念入りに確認します。ねじを止める以外は、すべて元通りの位置になっていることを確認します。以前、中途半端な状態で電源を投入しノートPCを破壊した経験があります。

仮組み状態で起動し、カメラを起動。正常に動作するか、画質が悪い互換品でないか、などチェックしました。結果、画質は元のカメラ同様超良好。また、互換品でセンサの感度が悪いということも想定して暗い環境で撮影のテスト。これも元のカメラ同様の性能と感じました。

そういうわけなので、少なくともカメラモジュールそれ自体は純正品なのではと思います。これがコピー品だったら恐ろしすぎます。

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これが交換後の写真です。きれいに写っています。上部のパープルフリンジは相変わらず。

本日は以上になります!

Mac OS X 10.4 Tiger

先日、Yahooオークションにて購入したiMac G4にMac OS X 10.4(Tiger)をインストールし、デスクトップとして使い始めた。最新のOSXは10.8となり、さすがに10.4ではソフトウェアのサポートも少なくなってきている。しかし、一部では未だPPCバイナリを公開してくれる人がいたり、ここへ来て10.4のためのソフトウェアを提供するプロジェクトが立ち上がったりしていることもあって、全く使えないということはない。工夫すれば使える、といった状況である。ここでは、Mac OS X 10.4(以降Tiger)について再発見をしてみたい。

Tigerとは

Tigerは、2005年4月29日にリリースされた[1]。私がMacを使い始めるのは2010年になってからのことであるが、話によれば、Tigerは一つの節目となるリリースであったと思う。10.3以前はMac OS Xに移行したばかりということもあってか、機能の不足や不具合も目立っていたらしい。また、10.5では多くの新機能とともに見た目も大きく変わり、外観上は現在につながる基本形が形作られた。このように考えれば、TigerはMac OS X「前期」最後のリリースということになる。私が実際に使ったことがあるのはTiger以降であるが、どうもOSXには不安定な「奇数版」と安定な「偶数版」に分かれるような気がしている(もちろん、例外もあるだろうが)。10.5以降では、10.6が安定して動作も速く、長く使用する人の多いリリースである。10.8も、10.6ほどではないと思うが10.7で不十分であった箇所が修正され支持する人が多くなっている。Tigerや10.6(Snow Leopard)のような完成度の高い偶数版は、長期的な使用に耐えうる道具としての真価を持っているように思える。WindowsでいうならXPというところだろうか。この中で、TigerはMac OS X「前期」の一つの完成形であるように思われる。

Tigerの良さ

Tigerは、以後のOSXと比較するとGUIは格段にシンプルである。Finderも、以降のバージョンのように自動検出したネットワーク上のコンピュータを表示したり、Cover Flowような機能はないが、そのぶんすっきりとした見た目で使いやすい。

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デスクトップには、Dockの飛び出すフォルダや、LaunchPadといったいわば「便利機能」の類いはあまりない。現在にも続いているOSXとしての素の操作感があるだけである。最新のOSXになれているととてもシンプルに感じられるが、だからといってデスクトップとしての基本的な機能に欠落があるわけではない。スティーブ・ジョブズはシンプルを好んだと言われているが、それでも、最新のOSXのデスクトップは多少ゴチャゴチャしてきてしまった感じがしている。例えば、アプリケーションを起動するにも複数の経路が存在する。Finderからアクセス、飛び出すフォルダ、Dock、LaunchPadなどである。これは、一時的に便利かもしれないがシンプルではない。Tigerでは、すべてのアプリケーションにアクセスしたい場合はFinderから行い、その中でよく使うものをDockに置いておくというだけである。「Bundle」という、アプリケーションの関連ファイルを一つの塊として扱えるOSXのなんともエレガントな仕組みと相まって、シンプルな操作感を提供している。

10.8に存在するSNSで共有などの追加機能もない。これも、一時的に便利ではあるかもしれないが、シンプルさという点では疑問符がつく。OSレベルで特定のSNS固有の機能へのアクセスを提供するというのは、あまりエレガントではないような気がしてならない。こうした機能はサポートが打ち切られればすぐに使えなくなる可能性が高く、これが増えれば道具として長く使えるシステムになりにくいように思うからである。最も、Appleは短い期間での買い替えを望んでいるかもしれないが。Tigerは、最近のこうした流れと異なり、真にOSの行うべきことだけを堅実に行っているという感じがしている。

参考

[1]wikipedia, Mac OS X v10.4, http://ja.wikipedia.org/wiki/Mac_OS_X_v10.4

ドキュメントスキャナ入手!

Yahooオークションで、コメント 0中古のドキュメントスキャナを入手しました。CanonのDR-2050Cという型です。中古で、用紙を入れる部分のカバーやアダプタ以外の付属品が無いために7500円という破格の値段でした。それでも、故障などは一切ありません。到着して、早速大量の原稿をセットして読み込んでみたところ、速度も速く、大変満足できるものでした。しかし、しばらくすると時折原稿が取り込まれなかったり、斜めに取り込まれてしまうことに気づきました。もちろん、ある程度は仕方の無いことなのですが、事前に見ていたネットのレビューでは「ほとんど給紙ミスが無い」ということだったので、本体をよくチェックしてみることにしました。すると、原稿取り込み部分のローラーが大変汚れていて、グリップがほとんど効かなくなっていたことに気づきました。このせいで、紙を取り込むときに滑ってしまい、うまく取り込めなかったり斜めになってしまったりしていたのです。本体に残っていた情報では購入後900枚ほどスキャンしたようですが、前の人はほとんど手入れをしていなかったようです。早速、掃除に取りかかりましたが、ローラーの汚れは元々灰色だったゴムが黒と見間違えてしまうほどひどく、また本体から外れないものもあったので、完全にきれいにするまでに2時間くらいはかかりました。汚れはホコリや紙の粉のためアルコールで拭いても落ちないので、ガムテープで何度もベタベタやって汚れを取り除く作戦を行いました。ガムテープはかなり多く使いましたが、おかげで汚れはほとんど取り除くことが出来ました。今回は原因が汚れだけであったのは幸いでした。もし、ゴム自体が劣化してぼろぼろになってしまっていた場合、メーカーから購入するか、修理に出すことになっていたところでした。内部大掃除の後、給紙ミスは大幅に減りました。

この他に気をつけるべきポイントは原稿読み取り部分のガラスです。ここが汚れていると、読み込んだデータ全てに線が入ったりすることになります。自分の場合、原稿を読み込むうちに原稿についていたゴミがガラスにくっついてしまい、それ以降の全て線が入ってしまうと言うことがありました。

ともあれ、安定動作が可能になったので、念願だった様々な紙類のPDF化を始めました。まず手始めに、以前学校図書館で不要になったものとして大量にもらってきたコンピュータ雑誌です。内容は現在でも役に立つものもあり、捨てたくはないが置き場所に困ると言う状態でした。

これが即席の電子書籍作成グッズです。必要なのは、雑誌を一枚ずつに切り離すことです。ここは手作業で行うしかありません。

このスキャナのすごいところは、読み取りと同時に原稿にOCR(画像からの文字認識)をかけ、テキスト情報埋め込みのPDF(透明テキスト付きPDF)を作成してくれることです。これにより、Vista以降のWindowsやMac OS Xの検索機能でたくさんのPDFの全文検索が可能になります。この機種では、OCR機能は公式サイトのドライバと「ジョブ登録ツール」というアプリケーションだけで利用できます。付属CDのアプリケーションはダウンロードできないため、OCRは利用できないと考えていましたが幸いでした。

これからこれを大いに活用していこうと思います。主な用途はオフィスかもしれませんが、学生にもよいものなのではないかと思いました。

書類電子化の夢

私は今高等専門学校から大学へ編入しようとしている学生ですが、部屋を整理するときに何時も悩むことがあります。それが「紙」がとても多く、整理してもすぐにたまってしまうことです。紙とは、主に学校の授業で使用されたプリントです。授業では演習問題や教科書の補足などあらゆる用途でプリントが配布されます。これらは教科書やノートと同じように講義の内容を含んでいるため、捨てるべきか捨てないべきかの判断も難しいのです。この状況は、中学のときから変わっていません。

そこで、前々から考えていたことが書類のすべてを電子データにしてしまうことです。全てをPDFデータとしてコンピュータに取り込んでおけば、場所をとる書類を保管するスペースを無くすことができ、また捨ててしまって後から慌てることもありません。また、学校にプリントを持っていく必要も無くなるため、荷物も減らすことが出来ます。

これを行うために必要なものが、オートドキュメントフィーダ(ADF)搭載スキャナです。これは、一般的なフラットベッドと呼ばれるタイプのスキャナと異なり、インクジェットプリンタが印刷するときのように大量の紙を自動で次々に読み込めるタイプのスキャナです。これを使用すれば、大量のプリントのPDF化を行うことが出来ます。というより、これ無しでは労力からしてほぼ不可能です。

有名な製品では、富士通のScanSnapシリーズやCanonのImageFormulaシリーズがあるようです。しかし、あまり一般人が多く買うものでないためか価格は高く、数万円するものがほとんどです。ですが、お金があまりありませんので、Yahooオークションや秋葉原の中古を探してみることにしたいと思います。